日本高齢者虐待防止センター電話相談

2009年10月30日金曜日

日本高齢者虐待防止センターニューズレター No.8

柿やりんごがおいしい季節となりました。みなさん、お元気ですか?!

民主党政権になって、ニュースをよく見るようになりました。みなさんはいかがでしょう?

No8には、萩原さんと玉井さんからエッセイを寄せていただきました。

みなさんにお知らせしたい出来事や情報がありましたら、ぜひ、およせください。お待ちしています。asoeda@jcom.home.ne.jp


<エッセイ>

1:「新しい段階に入った高齢者虐待への対応」 萩原 清子

2:「「虐待対応におけるチームワークと支援体制」玉井 理加

<新聞記事>

1)高齢者虐待:県内認定件数が急増 防止法浸透で表面化か /鹿児島

2)【栃木】高齢者に虐待 4割増 82%が女性の被害者

3)傷害:施設介護士を逮捕 84歳入居者への容疑--札幌

4)高齢者虐待:過去最多 加害者、半数が息子 232人、8割以上が女性 /栃木

5)行き場なく…認知症の長期入院急増 実態把握、後手に

6)男子禁制!!ロッカールーム:第14回 崖っぷちの妻たち娘たち=篠田節子

7)介護の娘と心中図った91歳母に猶予刑 福岡地裁久留米支部

8)「地域型介護」浸透に“壁” 「小規模多機能」導入から2年半

9)若年性認知症コールセンターの開設について

10)高齢化反映トラブル複雑 遺言・相続センター1年

11)札幌・特養老人ホーム虐待:職員損賠訴訟 最高裁が審理を高裁に差し戻し

以上、出典:メイル・ミニコミ「市民福祉情報」

<関連情報> 

1)Your browser may not support display of this image.

2) 都内の特養、3分の1に外国人従事者-東社協調査(キャリアブレイン)

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<エッセイ1>

「新しい段階に入った高齢者虐待への対応」

萩原 清子

(高齢者虐待防止センター)

 最近の情勢を見るにつけ、何か社会が動いているように思えて仕方がない。それもワクワク感をもって現在から未来を展望したくなるようなそんな気持ちの高揚感である。その典型は、アメリカ大統領にオバマさんが選ばれたこと。しかも、彼の演説がアメリカ国民のみならず世界の大衆をひきつけ、ノーベル平和賞にも繋がったという驚き。

 同様に、わが国では、初めて政権交代が選挙により行われ、これまでの政治手法に大きな変化が期待されることである。9月4日発売の英国誌『エコノミスト』は民主党の圧勝について「日本を変えた投票」の見出しで「国民は自民党のみならず、戦後一貫して続いてきた政治体制を打倒した」として日本の政治文化に大きな変化が生じる可能性があり、有権者は古いシステムを拒否し、「開かれた、説明責任を果たせる政府」を求める意思表示を行ったと新聞記事は伝えた。

 このような論評を待つまでも無く、政権交代直後の街の様子、とりわけスーパーマーケットの買い物客にも、何かウキウキと華やいだ様子が見受けられたのは気のせいだろうか。もちろん、過去最悪の失業率、ワーキングプアーの増大、ボーナス・賃金カット等労働環境の悪化は看過しえない現実である。それにも拘わらず、社会は動き、時代は変わる、否、変えることが出来るという実感を一市民として経験している「今」を大事にしたいと思う。

 翻って福祉の領域に眼を転じると、障害者自立支援法の廃止、後期高齢者医療制度の見直し、生活保護指標の見直し等、矢継ぎ早に重い福祉課題の再検討に手が付けられるようだ。また、障害者虐待防止法案も国会に提出されたが先の衆議院解散・総選挙の煽りで廃案となったが、弁護士の平田 厚氏は障害者に特有な虐待問題の立法化にあたっては、虐待の定義に「人格的虐待」を含めて再定義すべきと意見を述べている。さらに、障害者の家庭内虐待に対して「介護ストレス」を正当化させて、経済的虐待を扱ってはならないとも述べ、家庭内虐待の場合には介護者支援法たる性格を持たせなければならないとする。

これらの動きに加えて、欧米先進諸国では殆ど問題視されていない家族による「介護殺人(未遂)」や「介護心中(未遂)」といった「究極の虐待」問題がなぜ後を絶たないのだろうか。介護をめぐって家族が「犯罪者」となりかねないわが国の介護状況こそ、高齢者虐待の基本問題である。家族介護者を「犯罪者」にしない対応こそ「防止法」の役割である。

そんな中、介護殺人(未遂)や介護心中(未遂)事件が5月21日スタートした裁判員制度の事案として9月8日、山口地裁と神戸地裁で扱われ市民に身近な介護問題を素人の裁判員らがどのように判断するかが問われた。結果、「介護疲れ」に注目が集まり、「福祉的な視点」から執行猶予・保護観察付きの実刑回避がなされた。

 しかし、「介護疲れ」を肯定し、「やむを得ない現状」、「立派に介護した家族」を根拠に執行猶予の温情判決が「福祉的視点」なのだろうか。「防止法」にうたっている実効性のうすい「養護者支援」策を根本的に洗い直すと同時に、「虐待」の再定義化も今後の課題と考える。虐待対応も新しい段階に入ったといえよう。

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<エッセイ2> 



              「虐待対応におけるチームワークと支援体制」

                                      玉井 理加

                                      (行政機関)

 現在自治体の高齢者に関わる部署に所属しているため、虐待の通報を受け事例に関わることが日々の業務の中で少なくない。

 18年度以前、18年度当初は通報が少なく、また職員も手探りでの対応であった。

しかし、最近は関係者が不適切な状況に気づき然るべき機関に相談できるようになってきており、年々通報が増え緊急的な対応や調整が必要な事例が多くなってきている。

今年度は経済的な問題を抱える家族の事例が多く、養護者が高齢者の年金や財産にぶら下がり自立できないまま経過し、最終的に経済的な分離をするために成年後見制度申し立てに至るケースが増えている。

本人を養護者から分離し、その後経済的な分離をした際の養護者の反応はやはり大きく支援チームの中に緊張が走る場面も多い。

養護者の反応や攻撃的な発言や高齢者本人の状態の変化等もあるため検討を重ね、場合によってはスーパービジョンを受けながら対応をしているのが現状である。

そういった対応を通し直接支援に関わる専門職だけでなく、措置・申し立て等事務的な対応を行う事務方と事例の抱える課題の理解や支援者の認識等のすりあわせが不可欠であると感じる。それは課内にとどまらず庁内での連携においても重要である。

虐待事例は直接事例に対応する委託先包括支援センターや課内の専門職チームと、法的な根拠をもって行政的な対処をする担当チームが同じ方向性を持たないと支援を続けることは辛く厳しいものとなる。長期的な支援が必要な事例も多く、精神的な負担が大きいためメンタル面も含め組織のサポート体制は不可欠であると感じる。

経験や知識の蓄積はまだまだ自治体としてこれからであり、異動等で担当が代わった場合も変わらない体制で継続的な支援ができるのか不安である。

 自治体に任された重要な役割を果たすためには自治体内だけの体制整備では限界があり、都・国もまた具体的な支援体制を整え基盤整備を図る必要があると一現場職員として業務に関わりながら日々感じている。


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2009年9月1日火曜日

平成21年8月19日「韓国ケア社会福祉大学協議会との交流会」

  平成21年8月19日、日本を訪れていた韓国ケア社会福祉大学協議会の視察団との交流会が実施されました。


当日は、視察団の先生方21名と日本高齢者虐待防止センター理事長および理事と、飯田橋の居酒屋において和やかに夕食会が執り行われました。


  冒頭、センターの田中理事長より、日本における高齢者虐待の現状や法制度の説明があり、韓国の視察団の方々との積極的な質疑応答が行われました。その後、夕食を取りながら、両国の社会福祉を語りあい、今後の交流を約束し、幕を閉じました。


  (「韓国ケア社会福祉大学協議会」は、福祉系大学の教員がメンバーとなって、高齢者ケア、障害者ケア、児童ケア等の研究を行っている団体です。今回の視察団も、韓国各地から参加された大学教授の方々でした。)

2009年8月30日日曜日

日本高齢者虐待防止センターニューズレター No.7

みなさん、こんにちは。今日の衆議院選挙、政権交代という結果になりましたね。
さあ、実際に政策がどう変わるのでしょうか。
防止センターニュースNo7をお送りします。
No7には、荒木さんと須藤さんからエッセイを寄せていただきました。
ニューズレター、もう少し体裁を整えてお送りすればよいと思っているのですが、、、
ご勘弁ください。

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目次です
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*エッセイ
・「高齢者の性とケアに関する調査をして」 田園調布学園大学  荒木乳根子
・「虐待予防と家族支援」   社会福祉法人至誠学舎東京緑寿園ケアセンタ- 須藤 演子
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*高齢者虐待事例:新聞記事より
高齢者虐待:要介護施設従事者が3件 石巻では入所者の暖房切断--08年度 /宮城・
岡山の母親絞殺:「老老介護」孤立防げ 被告に7日判決 /岡山
73歳女性死亡:77歳夫を殺人容疑で逮捕 埼玉県警
夫、殺害を否認2009年07月07日
鶴岡の事件、初公判 弁護側「事故」
妻を殴り死なす さいたま・容疑者逮捕
「介護に疲れた」86歳父に大量の睡眠薬 51歳娘逮捕
県内高齢者虐待状況、家族らによる虐待件数は減少/神奈川
障害者虐待防止法関連: 与党障害者虐待防止プロジェクトチームに要望

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*地域包括支援センター
・島根県松江市の地域包括支援センターがゴミ屋敷クリーン・プロジェクトチームを結成;一人暮らしの高齢者や認知症高齢者、障害者のゴミ屋敷をクリーンにするという、社会福祉協議会の地域包括の試みを紹介したかったのですが、無断転載禁止の文字があったので断念しました。サイトをご案内します。http://www.sanin-chuo.co.jp/news/modules/news/article.php?storyid=513449004
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*与党障害者虐待防止

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*地域包括支援センターに関する記事
高齢者虐待防ぐ 地域包括支援センター

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*認知症モデル事業

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*その他のニューズ
・厚生労働省2009(平成21)年度介護職員処遇改善等臨時特定交付金の運営について
・ 高齢者のうつ病による自殺者はうつのない人の34倍―都老研が発表   
独身息子 母をみる 「在宅で」かなえたい
・〈深層群馬 総選挙の争点〉介護費用、生活を圧迫 利用者増え、負担一気
・高齢者虐待の相談・通報 昨年度、前年比99件増 早期発見のネットワークが効果
・入所者の暴行死事件 施設で聞き取り調査2009年08月25日
目次はここまでです

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ここからエッセイ、新聞記事等が始まります  ↓
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エッセイ

「高齢者の性とケアに関する調査をして」

田園調布学園大学 荒木乳根子

昨年度、ある助成金をもらい、川崎市の訪問介護員を主な対象に「訪問介護利用者の性行動に対する意識と対応」調査をしました。日本高齢者虐待防止学会のニューズレターでも触れましたが、今回は、また別の面から感じたことを書かせていただきます。

男性利用者からの性的働きかけを受けた経験がある人、199人が304事例について回答してくれましたが、性的働きかけで最も多いのは言葉によるもので、次いで身体的なタッチでした。気になったのは2~3割の訪問介護員が嫌悪感や不安感をもつようになり、2割近くが担当を辞めたいと思うようになっていたことです。

また、そのような経験をした訪問介護員の一部の人たちの対応も気になったところです。自由記述による回答に、「必要のない話はしない」、「ボディタッチはしない」、「なるべく接触しないためにベッドのまま食事介助をする」といった硬直したような対応が散見されました。自己防衛策かもしれませんが、自立支援には反することですし、不適切な対応と言わざるを得ません。

他者の目が届きにくい訪問介護では、訪問介護者自身が傷つくことも、利用者が不適切な扱いを受けることも、起こりやすい・・と考えさせられてしまいました。しかし、利用者の性的行動は人を求め、人の温もりを求める行動でもあります。その心理的内的欲求を汲み取って柔軟な対応をすることで、利用者も訪問介護員も傷つかない良好なケアに変えられる場合も多いのです。高齢者の性とケアについて教育や、事業所のサポート体制が必要だと痛感しました。

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「虐待予防と家族支援」

社会福祉法人 至誠学舎東京

緑寿園ケアセンタ-

須藤 演子

私どもの法人では、地域の近隣三市の行政と福祉の向上のために一緒に考え、学んでいく機会を30年以上継続している。その1つとして、高齢者虐待事例検討会を副田先生にご指導をお願いし三市の行政の方と地域包括の方と一緒に勉強するようになってはや、6年がたつ。

事例をつみ重ねるに従って、一般健診におけるメタボ対策や介護保険の予防が重視されるように、高齢者虐待に関しても、事後処理的な早期発見ではなく、一歩進んで予防的視点が大切なのではと感じている。

虐待発生のリスク要因として、介護者要因として、50歳以上の独身の息子が1人でみている、他の兄弟等と関係が希薄、精神障害がある、アルコ-ル依存、母子密着で共依存、几帳面で融通がきかない、適切な介護が分からない、できないなど。本人要因として、認知症がある、BPSDがある、排泄面の介助が必要、感謝の気持ちがうすく、マイペ-ス、今までの生活のなかで家族のつながりがうすく自由に生きてきた、など--、環境因子として、地域とのかかわりをほとんど持っていない、住居環境が狭い、呼び寄せ高齢者、特に訪問系のサ-ビスの必要性があるのに入っていないなど---、事例検討を通して見えてきたものを思いつくままにいくつかあげてみたが、今年度は具体的に分析していきたいと思っている。

このような虐待発生のリスク要因を複数もっている方を、地域で孤立しないように見守り、支援してくことが大切だと思う。もちろん虐待発生リスク要因は複数あっても、介護者・本人の耐性が強かったり、なんらかの支援があり、虐待にまで至らないケ-スもたくさんある。何がちがうのだろうか---

虐待されている方の8割は認知症があるといわれているが、虐待ケ-スへの対応は、地域で認知症の方を支えていくことと同じようだと思う。認知症の方を地域で支えていくためには、レスパイトケアという視点だけでなく、認知症の方と同様に介護者を支えていくことが大切なのと同じように、虐待に至らないうちから、介護者も支援対象者としてかかわり信頼関係を築きながら支えていく。家族・介護者をアセスメントしたり、ノンバ-バルなコミュニケ-ションや環境の変化から介護者のちょっとした変化に気づき対応していくことが予防的視点が大切だと思う。

また、虐待予防の視点では、行政や地域包括の方だけが対応すればよいというのではなく、各事業者が自分たちの行っているサ-ビス内容だけにとらわれずに、日頃の普段のかかわりの中で、高齢者だけでなくその家族・介護者へも目を向け支援していくことが大切だと思う。

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2009年7月10日金曜日

2009年度目黒区委託事業

高齢者虐待対応職員研修 (3時間 5回)


6月3日(水)  高齢者虐待概論  講師 梶川義人

6月16日(火) 発見と記録     講師 浅井正行

7月1日(木)  アセスメント     講師 梶川義人

7月9日(木)  支援計画の実施(面接技法) 講師 佐藤美和子

7月23日(木)  支援計画の実施(介護者支援)  講師 佐藤美和子



●事例検討会 (全4回)


第1回 9月24日  講師 梶川義人

第2回 11月24日 講師 梶川義人

第3回 1月19日  講師 佐藤美和子

第4回 2月16日  講師 橋場隆志

2009年6月29日月曜日

日本高齢者虐待防止センター ニューズレターNo.6 

      No5を4月中旬にお送りしましたが、それからアット言う間に2か月が経ちました。

      みなさん、お元気ですか?   ニューズレターNo6をお届けします。
 
 愛媛の前神さんが「協働」について書いてくださいました。

      6月14日、日本高齢者虐待防止学会理事会企画ワークショップ、およびINPEA(INTERNATIONAL NETWORK for the PREVENTION OF ELDER ABUSE)日本国委員会による第4回「世界で高齢者虐待防止を考える日(WEAAD)」のイベントを、無事終えることができました。約60人の方々が全国から参加してくださいました。ありがとうございました!

   第6回日本高齢者虐待防止学会 名古屋大会が、下記のとおり開催されます。

      日 時】●2009年7月25日(土曜)9:30~17:00(9:00受付開始)
            * 24日(金曜)午後には研修会が開催予定です
      
      【会 場】ウィルあいち 愛知県女性総合センター
           〒461-0016 愛知県名古屋市東区上竪杉町1番地
           TEL 052-962-2511
           アクセスhttp://will-aichi.c-3.jp/pdf/map.pdf(pdf)
        
      【大会テーマ】「高齢者虐待防止と認知症の地域づくり」

      愛媛の前神さんは、大会前日の研修会「施設内虐待対応策AtoZ」のパネリストとして参加されるそうです。

   みなさん、名古屋でお会いしましょう!!     

      No6のコンテンツは、以下のとおりです。

エッセイ

・「協働」のすすめ ~協働で「しかけ」る虐待防止~     前神 有里(愛媛県職員)

情報

・ゆうゆうLife 介護報酬UP 職員給与や利用料は?

・介護職員給与1万5000円増額 待遇改善計画に交付金 厚労省 (1/2ページ)

・虐待/介護殺人(新聞記事)

・厚労省 「介護保険制度は次のステージに来ている」――国際介護シンポレポート1

(なお、このレポートをとった http://www.caremanagement.jp/ からは、各種の介護保険関連情報をゲットできます)

・ユーチューブでみるアメリカ虐待事例http://www.youtube.com/watch?v=4YEuivTYI64&feature=related

・ニッポン密着:清水由貴子さん自殺 「シングル介護」悲劇 懸命に母支え、疲れ…

・傷害:祖母に暴行、死亡 容疑で介護の孫30歳逮捕--若葉区 /千葉

・殺人:「介護に疲れた」73歳妻絞殺 容疑で59歳逮捕--東京・池袋署

「無届け」に1万4千人施設利用の保護受給者  管轄外入居の8割は都民 厚労省調査

・厚生労働省老健局総務課  『介護保険最新情報』vol.85 「介護分野における経済危機対策(平成21年度補正予算〈案〉)について」

・高専賃検討の医療機関は公布以降に再検討を(メディウェル通信5/8)

・厚生労働省老健局

「地域包括ケア研究会報告書

~今後の検討のための論点整理~」(29ページ)

 http://www.mhlw.go.jp/houdou/2009/05/dl/h0522-1.pdf

・「お世話される」人から「お世話する」人に(地域包括の取り組み)

・群馬・渋川の老人施設全焼:特別区長会「高齢者施設整備を」 厚労相に要望書 /東京

・住宅政策と福祉政策の連携を―国交省課

・認知症高齢者のカード盗み、現金引き出す 介護士の女を再逮捕2009.5.18 19:41
・ごみの訪問収集(東京・世田谷)

・介護の世代 人つなぐ
・Elder Abuse Awareness Campaign Featuring "Lost" Actor Now Playing in Movie Theaters Nationwide

・「キッズヘルパー」 認知症介護に力貸して 遊びや食事…歓声が和ませる (1/3ページ)

・虐待対応標準化に帳票

・高齢者 孤独な自殺

・Florida Joins International Effort To End Elder Abuse  Save Email Print



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「協働」のすすめ ~協働で「しかけ」る虐待防止~


前神 有里(愛媛県職員)


 みなさん、こんにちは。先日、虐待防止学会企画ワークショップ&INPEAのイベントに参加しました。たくさんよい刺激を受けたうえに、懐かしい方とも再会でき嬉しかったです。

 今の私は、虐待の職務からは離れていますが、行政経験を生かしながらこれまでとは違う角度から高齢者虐待防止を「しかけ」ています。昨年度から始めたのが寸劇です。社会福祉士、司法書士、弁護士、包括・行政職員等で劇団を旗揚げし、虐待、悪質商法、認知症介護、包括のPR等を、住民向け・専門職向けの寸劇+専門講義にして、県下を回っています。1日で離島3島公演も!

 また、虐待対応専門職チームも始動しました。ケース会議や研修への派遣は社会福祉士&弁護士ですが、事例や研修内容の検討は他の職種も行います。

 行政権限の行使以外は、それぞれの立場で主体的に実践できることがたくさんあります。公共は、行政だけが担うものではなく、様々な主体が共に担うことでより高度で質の高いものになります。虐待事業の窓口は、福祉担当課だけではありません。今、多くの自治体が「協働」を掲げ、住民からの提案と行政の事業をマッチングする窓口がありますので、活用をお勧めします。愛媛の専門職チームも協働事業提案が採択されたものです。

http://www.pref.ehime.jp/gyou-tihou/kyoudouka/index.htm

 「協働」は、縦割りに風穴を開けるものでもあります。虐待防止こそ、様々なセクターが協働して取組むべきものではないでしょうか。

 最後に、お勧め本を紹介します。「福祉に携わる人のための人権読本」山本克司著(法律文化社)¥2,415-です。ただいま、愛媛では山本先生が4回コースで研修実施中です。

http://www.h3.dion.ne.jp/~eacsw04/yotei/pdf/090510sukiruappu.pdf

 虐待対応には、「戦略」が必要です。出る杭は打たれるけれど、出すぎた杭は打たれない。でも、引っこ抜かれることがあるから、抜かれないようしっかり「かえし」をつけましょう!最も強力な「かえし」、それは「ネットワーク」なのではないでしょうか。

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2009年4月29日水曜日

日本高齢者虐待防止学会理事会企画ワークショップ、およびINPEA日本国委員会によるイベント同時開催のお知らせ!

日本高齢者虐待防止学会理事会は、2008年の学会大会まで、大会の前日もしくは当日に、学会理事会企画のシンポジュウム等を実施してきました。2009年は学会大会時ではなく、以下の日程で、INPEA(INTERNATIONAL NETWORK for the PREVENTION OF ELDER ABUSE)の6月恒例のイベントと同時開催といたします。ふるってご参加ください。

なお、会場が狭いため、参加者は先着70名とさせていただきます。下記連絡先まで、参加希望者のお名前(と所属のある方はご所属)を電子メールか、ファックスでお知らせください(会場のスペースの都合上、お断りする場合にのみ、お返事をさしあげます。ファックスでお申し込みの方は、ご連絡方法をお教え下さい。なお、こちらからお断りの返事がない限り、ご参加できます)。
日 時:

2009年6月14日(日)

13:30~15:30  2009年日本高齢者虐待防止学会理事会企画ワークショップ

15:40~17:00  INPEA第4回「世界で高齢者虐待防止を考える日(WEAAD)」イベント
場 所:

東京 秋葉原ダイビル1202号 首都大学東京秋葉原サテライトキャンパス

東京都千代田区外神田1-18-13

JR「秋葉原駅」徒歩1分、つくばエキスプレス「秋葉原駅」徒歩2分

東京メトロ銀座線「末広町駅」徒歩5分

大きな地図で見るにはこちらをクリック
参加費:

無料

(要事前登録)
参加資格:

高齢者虐待にご興味のある方ならどなたでもご参加いただけます。
理事会企画ワークショップ内容:

◆ご挨拶: 

高崎絹子氏(放送大学・日本高齢者虐待防止学会理事長)

◆ワークショップ:「高齢期安心講座 自分らしく暮らすために」 

高齢者向けの虐待予防プログラムの実際について体験していただきます。

講師:山口光治氏(淑徳大学国際コミュニケーション学部)
INPEAイベント内容:

◆基調講演:「高齢者虐待対応の問題点:法律家の視点」 

大石剛一郎氏(弁護士)

◆意見交換会:「第4回世界で高齢者虐待防止について考える日(WEAAD)参加者のネットワーキング」

講演後の、参加者の皆様の自己紹介と高齢者虐待に関する自由な意見交換会(ネットワーキング)です。
連絡先:

◆首都大学東京 副田研究室

soe@tmu.ac.jp fax:042-677-2124

◆INPEA日本国委員会 日本大学 塚田研究室

tsukada.noriko@nihon-u.ac.jp fax:03-5275-8386

2009年4月17日金曜日

日本高齢者虐待防止センター ニューズレターNo.5

      新年度が始まりました。今年の桜はきれいでしたね。東北や北海道は今盛りでしょうか?

      みなさん、お元気ですか?

ニューズレターNo5を、予定より少々早めにお送りします。

   No5のコンテンツは、以下のとおりです。

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・ 「 大きな太い杭になろう」   飯田佳子

・独身息子の母介護(3)年金あてにし、虐待も

・認知症地域支援に取り組む全国82地域の報告会――レポート1

・ 行政担当者が交替しても地域で継続を!――認知症地域支援報告会レポート2

・相模原市:「老老介護」虐待対策、初の専門家会議 /神奈川

・関連サイト情報 (長いです!)

・「訪問介護の“散歩”問題 」

・東京棄民 漂う高齢者 <上>追われるすみか

・地域包括に職員確保を 厚労省が市町村に周知促す

・93歳の父を殺害の疑い 62歳長男を逮捕 岩手・花巻

・ゴミ屋敷現場ルポ こもる高齢者のSOSサイン?

      ・再度、「日本高齢者虐待防止学会理事会企画ワークショップ とINPEAの虐待防止デイ」のお知らせ 。大石弁護士のミニ講演もあります!! 奮ってご参加ください。

‘‘‘‘‘‘‘‘‘‘‘‘‘‘‘‘‘‘‘‘‘‘‘‘‘‘‘‘‘‘‘‘‘‘‘‘‘‘‘‘‘‘‘‘‘‘

エッセイ     ~大きな太い杭になろう~

                                   飯田佳子(区職員)

「出る杭は打たれる。でも折れずに頑張れ!」と新人研修の時に言われた。もう10年以上前の話だ。その時は何のことかあまり分からなかったが、今はその意味が身に沁みて分かる。

 職場では事務の効率化や事業の見直しなどが盛んに言われ、積極的に動く職員を推奨している。しかし、しかしである。そんなことが建前だとすぐに気付かされるのだ。熱意を持って職場に何か提案をすると、やる気がある職員とは思われない。「面倒くさいヤツ」と思われるか、勝手なことを言うなと言わんばかりに先輩の厳しい視線を受けるかである。間違っても誉められることはないし、協力者も出ないことが多い。

理想を胸に熱意を持って福祉の世界に入った人は、ここでかなりめげることになる。そして、1人で戦い続けて消耗するか、いつしか日々の業務に忙殺され、問題点や改善点に気付きつつも見てみぬ振りをするか、ストレスの限界で倒れるか…。

私もかつて消耗しかけた1人。新規事業を提案したら「自分で提案した事業なんだから。」と全部1人で担当することになってしまった。その数は6つ!上司の厚い信頼?それとも嫌がらせ?「えーっっ!」と叫びたい心境で毎日が試行錯誤の連続。正直、提案したことを後悔しそうになることも多々あった。でも「絶対に必要なものだ。」と信じ続けて、事業を軌道に乗せることができた。

この原動力の源は、業種が違っても熱意を持ち続けている人達からのエール。いや熱烈なラブコールだった。この温かい励ましと惜しみない協力が私の背中を押し続けてくれたのだ。本当に感謝している。

確かに出る杭は打たれる。でも、熱意を持っている人は必ずどこかにいる。だから現状に負けず、諦めず、夢は大きく。仲間を増やして折れない太い杭になろう!

ここがそんな熱意の輪を広める場になることを願っています。

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日本高齢者虐待防止学会理事会企画ワークショップ、およびINPEA(INTERNATIONAL NETWORK for the PREVENTION OF ELDER ABUSE)日本国委員会による第4回「世界で高齢者虐待防止を考える日(WEAAD)」のイベント同時開催のお知らせ

日本高齢者虐待防止学会理事会は、2008年の学会大会まで、大会の前日もしくは当日に、学会理事会企画のシンポジュウム等を実施してきました。

2009年は学会大会時ではなく、以下の日程で、INPEAの6月恒例のイベントと同時開催といたします。ふるってご参加ください。

なお、会場が狭いため、参加者は先着70名とさせていただきます。下記連絡先までメールないしファックスでお申し込みください。お断りする場合にのみ、お返事をさしあげます(断りの返事がない限り、ご参加できます)。

日時:2009年6月14日(日)

    13:30~15:30  2009年日本高齢者虐待防止学会理事会企画ワークショップ

15:40~17:00  INPEA第4回「世界で高齢者虐待防止を考える日(WEAAD)」イベント

場所:東京 秋葉原ダイビル1202号 首都大学東京秋葉原サテライトキャンパス

   (東京都千代田区外神田1-18-13)

            アクセス:JR「秋葉原駅」徒歩1分、つくばエキスプレス「秋葉原駅」徒歩2分、東京メトロ日比谷線「秋葉原駅」徒歩約5分、東京メトロ金座千「末広町駅」徒歩5分)

理事会企画ワークショップ

    * ご挨拶 : 高崎絹子氏(放送大学・日本高齢者虐待防止学会理事長)
    * ワークショップ:「高齢期安心講座 自分らしく暮らすために」

                    (高齢者向けの虐待予防プログラムの実際について体験していただきます)

        講師 :山口光治氏(淑徳大学国際コミュニケーション学部)

INPEAイベント

    * 基調講演(30分間) :

             大石剛一郎氏(弁護士) 「高齢者虐待対応の問題点:法律家の視点」

    ・「第4回世界で高齢者虐待防止について考える日(WEAAD)参加者のネットワーキング」

(講演後は、参加者の皆様の自己紹介と高齢者虐待に関する自由な意見交換会(ネットワーキング)の時間とします)



         連絡先: 首都大学東京 副田研究室 soe@tmu.ac.jp   fax:042-677-2124  もしくは

         連絡先: 日本大学 塚田研究室 tsukada.noriko@nihon-u.ac.jp fax:03-5275-8386 

2009年3月2日月曜日

日本高齢者虐待防止センター ニューズレターNo.4 

☆       2009年も早3月に突入しましたね。みなさん、お元気ですか?
予告より若干遅れ、ひな祭り近くにニューズレターNo4をお送りします。
介護殺人関連の情報が多くなり、なが~くなりました。適宜ピックアップして読んでください。

☆       No4のコンテンツは以下のとおりです。
★1「『家族の歴史』について思うこと」(防止センター 佐藤美和子)   p.1
★2「スキルアップとインフォメーション・テクノロジー」
(防止センター 梶川義人)                                        p.2
★3 成年後見制度関連の情報(3-1、3-2)                                p.3
★4 日本高齢者虐待防止学会理事会企画ワークショップ + 虐待防止デイイベントの
お知らせ                                                        p.5
みなさんのご参加をお待ちしています!!
★5 東京都主催虐待防止シンポジュウム                                p.6
★6 USA 虐待ニュース                                            p.7
★7 介護殺人関連ニュース(11件)                                   p.9
   ★8  新型老人保健施設「不適切」                                        p.18
 ★9  男性介護者を支える団体設立                                       p.19
 ★10  施設虐待ニュース                                                p.20
★11  ヒント集 「介護で家族を憎まないために」                            p.21

★ 日本高齢者虐待防止センターでは、このたび、『高齢者虐待防止研修実施の手引き』を刊行しました。
ご希望の方は、防止センターまでファックスないしメールでご連絡ください(配送料等1,000円をご負担いただきます)。

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★1       「家族の歴史」について思うこと
佐藤美和子

私は、臨床心理士として高齢者施設に訪問して、カウンセリングを行っています。最近、心に残る面接があったので、書かせていただきます。

その方は、80代の女性で、施設に入所されて間もない方でした。一人暮らしをしていた自宅前で転倒、骨折して救急車で搬送され入院したのですが、その間に認知症が進んでいてとても一人暮らしを継続できないということがわかり、一時入所することになったのでした。穏やかで人当たりもよく、入所も納得していて不満はなく、同室者ともうまくいっていました。身辺自立はしていて、日常会話には問題はありません。

しかし、ご自身の生活歴や家族についてもおぼつかないほどの記憶障害があり、自分でも一人暮らしには不安を感じているようでした。持ち家である自宅については心配しており、九州に住んでいる娘が自分の世話をするために戻ってきてくれると言っていると笑顔で話されました。

現実には、入院中に行政が、娘に連絡を取ったところ、一切かかわりを持たないと拒絶され、こちらで後見人をつけて財産を処分する手続きを行っているとのこと、いったいこの母娘の間に過去、どんな軋轢があったのでしょう!娘を頼る気持ちをにこやかに語る姿からは、想像がつきません。拒絶の経緯について行政から施設に情報はなく、娘の拒絶についても本人に伝えられていません。この先、娘との関係について本人から語られることがあるのかどうかも不明です。

虐待事例もそうですが、時間をかけて作られてきた関係のひずみに対して、第三者が介入していくのは難しいですね。新しい環境で新しい人間関係に適応するよう努力しているお母さんよりも、緊急事態においても拒絶せざるを得なかった娘さんの心のうちに痛々しさを感じてしまいます。よっぽどのことがあったのでしょうか。

いつか母親を許し、受け入れるような気持ちになってくれればいいなと願わずにいられません。娘さんのことが気になってしまった事例でした。

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★2 「スキルアップとインフォメーション・テクノロジー」

日本高齢者虐待防止センター 事務局長 梶川 義人

事例検討会では、大人数の研修会では得られない、いわば事例の機微のようなものが学べたり、コメントできると思います。ですから、私はなるべく沢山参加したいと考えてきました。高齢者虐
待の事例への取組みは法の施行によって本格化し、対応上の教訓も
格段に多く得られるようになってきましたから尚更です。

一方、齢五十ともなると、私だけかもしれませんが、やる気とは裏腹に身体の方が悲鳴をあげてしまいます。寒い時期に寒い地方に行く。暑い時期に寒い地方へ行く。片道2時間以上はかかる(しかも、電車やバスで座れない)。現任者の忙しい時間帯を避け、朝9
時から開始または夕方6時から開始(遠方からの依頼に限ってこうした要望が多い)。

ところが、最近になって、遠隔地間で互いの顔を見ながら会議できるテレビ会議システムのうち、高価な専用端末ではなく、廉価なパソコンとカメラ、ヘッドセットのだけで手軽に使える「Web会議システム」というものがあることを知りました。しかも、これ
らの機能は、今時のパソコンでは標準装備が当たり前であるそうな。言われてみれば、私のにもみんなついています。

もし、このシステムが実用的なら、センターに居ながらにして遠隔地の方々と事例検討できるようになるわけです。使わない手はありませんから、「これは詳しく調べてみなければいけない」と思う今日この頃です。
このシステムの解説がこちらにあります。 →「ウェブ会議システム入門」
(http://www.liveon.ne.jp/pre/down/tvsystem.html)

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★4 日本高齢者虐待防止学会理事会企画ワークショップ、およびINPEA(INTERNATIONAL NETWORK for the
PREVENTION OF ELDER
ABUSE)日本国委員会による第4回「世界で高齢者虐待防止を考える日(WEAAD)」のイベント同時開催のお知らせ

日本高齢者虐待防止学会理事会は、2008年の学会大会まで、大会の前日もしくは当日に、学会理事会企画のシンポジュウム等を実施してきました。
2009年は学会大会時ではなく、以下の日程で、INPEAの6月恒例のイベントと同時開催といたします。ふるってご参加ください。
なお、会場が狭いため、参加者は先着70名とさせていただきます。下記連絡先までメールないしファックスでお申し込みください。お断りする場合にのみ、お返事をさしあげます(断りの返事がない限り、ご参加できます)。

日時:2009年6月14日(日)
13:30~15:30  2009年日本高齢者虐待防止学会理事会企画ワークショップ
15:40~17:00  INPEA第4回「世界で高齢者虐待防止を考える日(WEAAD)」イベント

場所:東京 秋葉原ダイバビル1202号室(予定。変更の場合は参加予定者にご連絡をさしあげます)

内容:ワークショップ:
「高齢期安心講座 自分らしく暮らすために」
(高齢者向けの虐待予防プログラムの実際について体験していただきます)
講師:山口光治氏(淑徳大学国際コミュニケーション学部)

イベント:
「第4回世界で高齢者虐待防止について考える日(WEAAD)参加者のネットワーキング」
(今年は、基調講演と参加者の皆様の高齢者虐待に関する自由な意見交換会(ネットワーキング)といたします)

連絡先 首都大学東京 副田研究室 soe@tmu.ac.jp   fax:042-677-2124

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